カスタマイズ設定ガイド

インストールする GPU ドライババージョンの指定

  • deepops/config/settings.ymlnvidia_driver_ubuntu_branch: <version>のフォーマットで記載します
  • 460 の場合の例
nvidia_driver_ubuntu_branch: "460"

自動構築の NFS サーバでなく既存の NFS サーバを使用する

例えば HW ベンダーの NFS サーバを使用する場合にこのカスタマイズを行います。 NFS サーバは root ユーザでの読み書きが可能であることが要件です

1. 次のdeepops/config/inventryの記述を削除します

[nfs-server]
${NFS}

2. kamonohashi/conf/settings.ymlの次の箇所を編集します

appsettings:
---
DeployOptions__NfsStorage: "storage"
DeployOptions__NfsPath: "/var/lib/kamonohashi/nfs"
yaml の項目 内容
appsettings.DeployOptions__NfsStorage NFS サーバのホスト名
appsettings.DeployOptions__NfsPath NFS サーバのエクスポートパス

自動構築のオブジェクトストレージではなく既存のものを使用する

  • オブジェクトストレージと NFS は同期されている必要があります。
    NFS に書き込んだファイルはオブジェクトストレージからアクセスできる必要があります。逆も同様です。

次の設定ファイル編集を行います

1. deepops/config/inventryの kube-node の項目からオブジェクトストレージに指定したマシンを削除します

  • 編集前
[kube-node]
gpu-node1
object-storage
gpu-node2
  • 編集後
[kube-node]
gpu-node1
gpu-node2

2. kamonohashi/conf/settings.ymlminio_deployfalseに指定します

minio_deploy: false

3. 構築完了後、kamonohashi の web 画面のストレージ設定画面から、オブジェクトストレージの設定を変更します

insecure-registry を設定する

deepops/config/settings.ymlに次の記述を追記します

docker_insecure_registries: ["<host名:ポート>"]

LDAP (AD: Active Directory)の設定

  • LDAP 認証として使用できるのは、Active Directory(AD) のみになります。
  • LDAP 認証を使用する場合、/var/lib/kamonohashi/deploy-tools/kamonohashi/conf/settings.yml を開きます。
  • 以下のプロパティを追加します。
プロパティ名 内容 設定例
ActiveDirectoryOptions__Domain LDAP ドメイン “my-org.my-corp.co.local”
ActiveDirectoryOptions__BaseDn LDAP DN “DC=my-org,DC=my-corp,DC=co,DC=local”
ActiveDirectoryOptions__BaseOu LDAP OU ”\”\”” (OU なしの場合)
ActiveDirectoryOptions__Server LDAP サーバ “ad-server”
  • 追加例は以下になります。インデントを DeployOptions とそろえて記載してください。
appsettings:
  DeployOptions__GpuNodes: ...
  ...
  ActiveDirectoryOptions__Domain: "my-org.my-corp.co.local"
  ActiveDirectoryOptions__BaseDn: "DC=my-org,DC=my-corp,DC=co,DC=local"
  ActiveDirectoryOptions__BaseOu: "\"\""
  ActiveDirectoryOptions__Server: "ad-server"

Webhook の環境設定

  • Slack 通知機能を使用する場合、/var/lib/kamonohashi/deploy-tools/kamonohashi/conf/settings.yml を開きます。
  • 以下のプロパティを追加します。
プロパティ名 内容 設定例
ContainerManageOptions__WebEndPoint KAMONOHASHI の Web エンドポイントを設定します。
設定例は KAMONOHASHI ノードのホスト名を指定する場合です。
kqi-node1
  • 追加例は以下になります。インデントを DeployOptions とそろえて記載してください。
appsettings:
  DeployOptions__GpuNodes: ...
  ...
  ContainerManageOptions__WebEndPoint: "kqi-node1"