KAMONOHASHI 4.xから5.xへの移行

考慮事項

  • KAMONOHASHI 5.x では 4.x から DeepOps のバージョンアップを行いました。

事前準備

  • KAMONOHASHI のバックアップが取れていることを確認します
  • KAMONOHASHI の Admin アカウントでログインできることを確認します

KAMONOHASHI 4.x のアンインストール

cd /var/lib/kamonohashi/deploy-tools/
./deploy-kamonohashi.sh clean all
  • アンインストールは ssh を用いて実行されます。
    • 設定されている ssh ユーザはdeepops/config/inventoryansible_userの項目で確認できます。
    • ssh ユーザでの SSH にパスワードが必要な場合は、clean all に-kオプションを追加します。sudo にパスワードが必要な場合は-Kのオプションを指定します。
pip uninstall ansible
  • ansibleのバージョンアップのために、現行のansibleをアンインストールします

KAMONOHASHI バージョン 5.0.0 用の構築ツールを入手します

cd /var/lib/kamonohashi/deploy-tools/
git fetch --tags
git checkout 5.0.0.1
git submodule update --init --recursive
  • 構築ツールが正常に取得できているか次のコマンドで確認します
echo KAMONOHASHI deploy tool: $(git tag --points-at HEAD)
echo deepops: $(cd deepops; git tag --points-at HEAD)
  • KAMONOHASHI deploy tool: 5.0.0.1 , deepops: 23.08  が表示されれば正常です。
  • 正常でない場合、git submodule update --init --recursiveでエラーが出ていないかを確認してください

構築に必要なパッケージを入手

  • k8s-master の構築用ユーザーで次のコマンドを実行し、構築に必要なパッケージを入手します
./deploy-kamonohashi.sh prepare

移行の設定

./deploy-kamonohashi.sh configure verup
  • 上記実行後にdeepops/config/settings.ymlに次の設定を追加します
    kube_feature_gates:
          - "LegacyServiceAccountTokenNoAutoGeneration=False"
    

アプリの設定の変更

  • kamonohashi/conf/settings.yml を開き、appsettingsの ContainerManageOptions__IgnoreNamespacesを次のように設定します。
    appsettings:
          --- 省略 ---
          ContainerManageOptions__IgnoreNamespaces: "gpu-operator,node-feature-discovery"
    

構築の実施

  • 構築用ユーザで次の構築コマンドを実行します
cd /var/lib/kamonohashi/deploy-tools
./deploy-kamonohashi.sh deploy all
  • 構築は ssh を用いて実行されます。冒頭のアンインストールと同様に-K,-kオプションを必要に応じ追加します
  • シングルノード構成の場合は次に注意してください
    • ドライバインストールの際に k8s master サーバが再起動されるため、再起動後に再度./deploy-kamonohashi.sh deploy allを実行してください。
    • 既知の不具合で helm による KAMONOHASHI のコンテナデプロイが一度エラーになりますが、再度./deploy-kamonohashi.sh deploy allを実行すればエラー部分を通過します

構築完了のメッセージが出たらブラウザで次の URL にアクセスし、admin ユーザでログインして利用を開始してください

  • KAMONOHASHI: http://KAMONOHASHI 用サーバ/kamonohashi
  • アクアリウム機能: http://KAMONOHASHI 用サーバ/aquarium